2010年夏ごろから、
当社では月に2〜3件ほど以下のようなちょっと風変わりな電話相談をいただくようになりました。
-------------------------------------------------------------------------------
「特殊清掃の料金についてお聴きしてもよろしいですか? ちょっと言いづらいのですが、実はもう他社で特殊清掃を依頼して支払いも済ませているんですけど…。」
「その料金が、はたして適正がどうかが気になりまして…。」
「間取りは1Kで、死後3週間ほどで、亡くなった場所は、布団の上でした。」
「遺品の量は、2tトラック1台分でした。価格は●●万円でしたが、この料金は普通でしょうか?」
-------------------------------------------------------------------------------
つまり、もうすでに特殊清掃は完了して支払いも終わっているが、その料金がまともだったなのか、
それとも高かったのかを知りたいとのことでした。
上記のような電話相談を今までに数十件いただきまして、ふとある共通点に気付きました。
それは相談者のほとんどが、特殊清掃と遺品回収だけじゃなく、リフォームも行なっていることです。
詳しく料金の内訳をお聞きすると、リフォーム費用が異常に高額のように感じられます。反対に特殊清掃と遺品回収の料金が極端に安いように見受けられます。※1
先日、相談者の一人A様から、他社で見積りに来てもらったが不安なので私にも見積りをお願いしたいとのことで、訪問見積りに伺ったことがあります。
早速、お部屋を拝見し、A様の要望なども詳しく伺ってから見積金額を提示させていただきました。
その後、A様のご好意でG社の見積書を見させていただいてびっくりです。
特殊清掃と遺品回収の料金は当社の約半額、しかしリフォーム費用は通常の約3倍でした。
A様の場合は、冷静にいろいろと質問をされたようですので、リフォーム費用が依頼前に判明したようですが、通常は何かと理由をつけて特殊清掃後にリフォーム費用を提示するようです。
※当社では、作業前に正式なリフォーム見積りを提携先のリフォーム会社が行ないます。
そのリフォームもかなりの広範囲です。床や壁、天井の下地はもちろん、風呂やトイレの床下コンクリートまで解体するようです。おまけに臭いが染み付いているからと基礎部分の土まで回収するとのことでした。
確かにそのお部屋が持ち家であれば、理解できます。ご自身や親族の方が入居予定であれば、なおさらでしょう。しかし賃貸物件で5年、10年と住まわれて、そこまでのリフォームは必要でしょうか?
通常、親族や保証人に原状回復の義務があると言われてますが、経年劣化を考慮すれば、もっといい方法があるはずです。
それなら特殊清掃と遺品回収はG社に依頼して、リフォームは他社に依頼すればいいのではとお考えになられると思いますが、そこにはもう一つカラクリがあるようです。
A様からお伺いしたお話では、特殊清掃(消臭作業)と称して解体作業を一部行なうようです。理由は臭いの付いた部分は取り除くしかないとのこと。
中途半端に解体された部屋を他のリフォーム業者に依頼したら、段取りや工事方法が異なるため割高になってしまうのは否めません。
しかもどうやら依頼書の片隅に特記事項が記載されており、リフォームを依頼されない場合は、別途追加料金が掛かるようです。
「親族の孤独死、自殺」という人生に一度あるかないかの状況では、冷静になれず特記事項が目に入らないのは、ごく普通なことです。
当社では、極力リフォームなしで、特殊清掃に努めています。また激安料金の会社ではなく、適正料金の会社です。※ご要望によっては、リフォームが必要になることがございます。
※1 特殊清掃業界ではお部屋を実際に拝見しないと、料金を提示することは大変に困難です。本当にお部屋の状態は様々で、同じ間取りでも2倍〜5倍も料金に差があることもあります。それにお客様のご要望も千差万別ですので、なおさらです。 ですので、お電話で「それは高いですね」とお答えすることはできません。「それは普通ですよ」とお答するしかありませんことをご理解ください。
|